まいばすけっと㈱、出光興産㈱が川崎市の脱炭素化に向け連携
まいばすけっと株式会社
「脱炭素モデル地区」みぞのくちの店舗を中心にオフサイトPPAを活用した実質再生可能エネルギー電力の導入を開始
川崎市の脱炭素社会の実現に向けた取組「脱炭素アクションみぞのくち」では、高津区溝口周辺地域で多くの事業者・団体による脱炭素に資する取組が行われています。
このたび、脱炭素アクションみぞのくち推進協議会の会員であるまいばすけっと株式会社 (本部:神奈川県横浜市、以下、「まいばすけっと」)は、出光興産株式会社(本社:東京都千代田区、以下、「出光興産」)と連携し、川崎市高津区13店舗をはじめ、宮前区、中原区合計24店舗にオフサイトPPA※スキームを利用した実質再生可能エネルギー(以下、「実質再エネ」)電力の導入を開始します。
※オフサイトPPAとは Power Purchase Agreement(電力販売契約)の一種で、需要場所の敷地外に設置した太陽光発電設備から、系統線を通じて電力や環境価値を調達/供給するもの |
1 概要
まいばすけっとは、全国的に店舗の脱炭素化を検討する中、「脱炭素モデル地区」である高津区エリアを最初の脱炭素エリアとし、川崎市内24店舗で、まいばすけっと・出光興産が連携してオフサイトPPAスキームを活用した実質再エネ電力の導入を行うことを皮切りに、今後店舗の脱炭素化を更に加速させていきます。
出光興産は、まいばすけっと専用の新設小型太陽光発電所を用意し、それら発電所から生み出される電気および環境価値※をまいばすけっとへ供給します。
本モデルは、電気の需要者と供給者が脱炭素化に向けて共創していくことにより、世の中に新たな再生可能エネルギーを創出していく新しい電力供給モデルです。
※環境価値とは 再生可能エネルギーによる電気は、電気や熱そのものの価値の他に、二酸化炭素を排出しないという価値を持ち、その価値の部分をいう |
モデル概略図
2 供給開始日
令和6年4月26日(金)から順次
※検針日により各店舗のスタート時期は異なります
3 供給先店舗
川崎市高津区溝口地域を中心とする24店舗に導入
※各店舗の詳細は別紙を参照
4 電源と事業の効果
・小型太陽光発電所の年間想定発電量:約100,000kwh/1発電所
・本取組による1店舗あたりのCO₂排出量削減効果:約39,000kg/年
※実際の削減効果は店舗毎に異なります。
・今後、オフサイトPPAスキームで賄いきれない電力は他の再エネ由来の非化石証書※を利用し店舗でのCO₂排出量ゼロを目指します。
※非化石証書とは 電気の持つ「環境価値」の一種で、「非化石電源からつくられた電気である」という価値で、証書という形で見える化され、取引が可能となるもの |
問合せ先 (脱炭素アクションみぞのくちに関すること) 川崎市環境局脱炭素戦略推進室 内田 電話:044-200-2865 (連携の内容に関すること) まいばすけっと株式会社 経営企画部 近藤 電話:045-439-0666 出光興産株式会社 広報部 電話:03-3213-3115 |
各代表者からのコメント
(1) 川崎市 福田 紀彦 (ふくだ のりひこ) 川崎市長 この度開始された取組は、脱炭素先行地域にふさわしい自主的な取組として大変喜ばしく、市民の皆様が日頃利用する身近なお店でこうした脱炭素につながる取組が広がることで、多くの方の環境に配慮した行動につながればと思います。併せて、事業者の皆様にもこうした再エネ導入の動きが広がることを期待しています。 |
(2) まいばすけっと(株) 岩下 欽哉 (いわした きんや) 代表取締役社 当社は、市内に小型スーパーを約100店舗出店させていただいております。お客さまや従業員が暮らしている川崎市において脱炭素の取組を通じて地域社会の課題解決の役に立てることを嬉しく思います。当社のサステナビリティ基本方針のもと、人と環境に「やさしい店づくり」を目指して店舗運営をしております。本年4月より「川崎市」様、「出光興産」様と脱炭素社会の実現に向けた取組をスタートさせていただきます。今回の川崎市での取組を皮切りに、より一層の人と環境にやさしいお店の出店を進めてまいります。 |
(3) 出光興産(株)小林 総一 (こばやし そういち) 常務執行役員(電力・再生可能エネルギー管掌) 当社グループは2050年ビジョン「変革をカタチに」を掲げ、カーボンニュートラル・循環型社会の実現に向けて、事業構造改革を推進しています。脱炭素社会の実現は一社のみでは出来ず、多様なステークホルダー様との共創・協業により実現されるものと考えております。今回、「川崎市」様が企図されている脱炭素モデル地区の「まいばすけっと」様店舗にて実質再生可能エネルギーのご活用いただくことにより、世の中に新しい再生可能エネルギーの提供の仕組みを生み出すことが出来ました。今後も地域の皆様とご一緒に脱炭素社会を目指してまいります。 |