仲間に支えられた私が、
次は仲間を支える存在に。

キャラバン隊内部登用

第1期生※1

I.S

2015年入社

CHAPTER.01

ひとりじゃないと思えた。だから、前向きな自分に変われた。

「リーダーをやってみたいです」。キャラバン隊※2の一員として実習に参加し、まいばすけっとに入社してから3か月。気づけばその言葉が口から出ていました。最初は作業の流れも手探りで、どう指示すればいいのかも分からない。仲間とのコミュニケーションに悩むこともありました。

そのような時、人事の方が頻繁に店舗を訪れて相談に乗ってくれたり、先輩が「こうすればいいよ」と都度教えてくれたりしました。一人ではなく、皆で店舗をつくっているという実感があったからこそ、困難を乗り越えられたのだと思います。常連のお客さまからも、「今日の夕飯、何がいいと思う?」と話し掛けていただけるほどに関係が深まり、接客を通じて信頼を築けたことも大きな自信になりました。

また、同じ障がいを持つ仲間と日々顔を合わせる中で、「自分も頑張ろう」という気持ちが自然と芽生えていきました。苦労や悩みを共有できる仲間がいることが安心に繋がり、毎日が楽しみに変わっていったのです。昔の自分からは想像できないほど前向きになれたのは、この環境のおかげだと感じています。

CHAPTER.02

メンバーの声に耳を傾ける。安心し、楽しく働ける環境を整えるために。

現在は正社員としてDE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)の部署に所属しています。キャラバン隊6チーム、約50名の労務管理を担い、各店舗の人員配置やシフト調整を行っています。加えて、キャラバン隊専任サポーターと協力しながら、キャラバン隊メンバーの教育に取り組んでいます。一人ひとりの声に耳を傾け、安心して働ける環境を整えることが私の役割です。

この部署で働くやりがいは、仲間が力を発揮できる土台をつくれること。現場で悩みを抱えていたこともある私だからこそ、今は「誰もが相談しやすい存在になりたい」という想いを持っています。一方で、悩みだけではなく楽しいことも話せる関係性を築きたいと思っています。休日には仕事仲間と一緒にスポーツ観戦に出かけることもあり、そのくらい気兼ねなく切磋琢磨できる関係を目指しています。困った時は支え合い、嬉しい時は分かち合える毎日を、仲間と重ねていきたいです。

CHAPTER.03

従業員さんも、お客さまも笑顔でいられるお店を広げていく。

私が目指すのは、ムリ・ムダ・ムラのない店舗づくりです。個人の作業や役割分担を明確にすることで迷いを無くし、誰もが効率的に働ける仕組みを整えたいと思っています。ですが、効率性だけを追い求めるのではなく、まいばすけっとが大切にしてきた「フレンドリィ」の姿勢を常に意識していきたいと思ってます。

元気な挨拶が自然に飛び交い、仲間同士が声を掛け合える。そのような活気ある雰囲気こそ、私が理想とする店舗の姿です。さらに、キャラバン隊やランドリー隊※3の活動を通じて清潔な環境を保ち、お客さまから「気持ちが良いね」と言っていただけるよう尽力したいですね。仲間もお客さまも笑顔でいられる場所を広げていくこと、それが次なる私の目標です。今まで積み重ねた経験を糧に、従業員さんと一丸となり、目標達成に向けて邁進していきます。

  • 障がい者雇用枠で勤務される方の社員制度
  • 複数店舗の商品の陳列を担う、障がいのあるメンバー数名で構成されたチーム
  • ユニフォームなどのクリーニングを専門に行う、障がいのあるメンバー数名で構成されたチーム

キャラバン隊での商品陳列の仕事は
チームで助け合うから達成感もひとしお。

中目黒キャラバン隊

K.H

2021年入社

CHAPTER.01

店舗の商品陳列を専門に、チームで店舗をサポート。

作業所で訓練していた高校生の時にスーパーでの実習に参加し、仕事するなら1人で行う業種よりは、仲間と力を合わせて何かに取り組めたらいいなと感じました。まいばすけっとには障がいのあるメンバーのみでチームを組み、店舗にて商品陳列を担う「キャラバン隊」という組織があります。私の希望に近いと感じ、ここで頑張ってみようと決めました。

キャラバン隊は商品の仕分けや陳列、整理が主な仕事です。1チームは3~5人ほどで、リーダーを中心に仕事に取り組み、私のチームは1日で2店舗を担当しています。作業にはマニュアルがあるので、それに従って行いますが、店舗従業員の方々にも教えていただきますし、人事担当の方やキャラバン隊専任サポーターの方が巡回してくれているので、困ったことがあれば何でも相談できます。また、私はプライベートではバスケットボールをプレーし、世界大会にも出場経験があります。仕事をしっかりこなしながらライフワークバランスの充実した日々を送れているのが幸せです。

CHAPTER.02

慣れない作業も仲間がいるから助け合える、補い合える。

商品陳列の仕事は、一つひとつの商品について決められた数を店頭に並べたり、冷蔵庫内で作業したりなど、店内とバックルームでの作業があります。誰でも作業ができるようにマニュアルが整えられていますが、仕事を始めた頃は慣れない作業に疲れ、体調を崩して休んでしまったこともあります。でも仕事内容そのものは決して難しいものではなく、チームや両親、周囲の方々に支えてもらいながら環境に慣れていくことで、問題なく仕事をこなせるようになりました。仲間がいるのが頼もしく、苦手なタブレット操作は得意なメンバーに助けてもらって、社内のお知らせやマニュアルを見ています。就職する時、「仲間がいる仕事がいいな」と思いましたが、不得意分野があっても皆で補い合って働けるのがキャラバン隊の良いところだと思います。私も経験を積めてきたので、先日は障がいのある実習生の指導を任されました。人に教えるのは難しかったですが、実習生が伝えたことを理解してくれた時は、「人の役に立てた」ととても嬉しく感じました。

CHAPTER.03

お客さまにとって馴染みの存在になれる喜びが、自信に。

働き始めて5年が経過しました。毎日こつこつ仕事をしてきたことが身になっていると思うことが多く、自分の成長を感じます。毎日のように来てくださる常連のお客さまも私の顔を覚えてくれて、最近では、「この商品はどこにありますか?」と聞かれることが増えました。そのような時に、スタッフとして信頼されているのだなと嬉しくなり、会話をするのが楽しいです。また、先日は応援で他店舗に派遣されました。私の力が認められているんだと感じてやる気が出ました。新しいことを経験できるとモチベーションも上がります。

まいばすけっとは全店つくりが似ており、商品陳列方法もほぼ同じなので、どこの店舗に行っても安心して働くことができます。チームで働くので、作業を完了すると達成感もより大きくなります。身体を動かし、皆で一丸となって一つのことを成し遂げるのが好きな人には、キャラバン隊はぴったり。ここで一緒に働く仲間が一人でも増えるといいなと思っています。

「できること」を活かせる環境で、
自分らしい挑戦を。

桜上水キャラバン隊リーダー

高岡翔吾

2022年入社

CHAPTER.01

憧れの先輩の背中を追いかけ、お店の雰囲気を変えるリーダーに。

専門学校を卒業して旅行会社に就職したものの、体調を崩して離職。そこから就労支援を経て出会ったのが、まいばすけっとでした。体験実習で、お客さまから「挨拶が凄く良いね!」とお褒めの言葉をいただいたことがとても嬉しくて、「ここでなら自分の力を発揮できるかもしれない」と入社を決めました。

憧れていたのは先輩のリーダー社員。実習の頃からアドバイスをいただき、親身に寄り添っていただいた存在です。その背中を追いかけ、1年後には私もリーダーになることができました。先を読んで「次にどのような作業が必要か」を考え、臨機応変に動く。業務の割り振りを考え、時にキャラバン隊メンバーをフォローする。リーダーとしてそのように仕事に向き合った結果、仲間から、「高岡さんのおかげでお店の雰囲気が良くなりました」と言ってもらったことは忘れられません。「よりいっそう頑張ろう」とモチベーションが上がった出来事でした。

CHAPTER.02

弱みを支え合い、得意を伸ばせる環境。だから、完璧じゃなくていい。

まいばすけっとには、一人ひとりの特性を大切にする風土があります。例えば、私は同時並行の作業が得意ではありません。ですが、一つずつ着実に仕事が進められるよう配慮していただいたおかげで、安心して自分のペースで取り組むことができました。

その経験があるからこそ、メンバーとお互いに補い合いながら日々仕事に臨んでいます。苦手なことがあっても、その他のことで必ず強みが活かされる。そうしてメンバーと協力しながら目の前の仕事をやりきった時の達成感は格別です。前職では、例え小さな失敗でも「自分はダメだ」と責めてしまうことがありました。まいばすけっとに来てからは「完璧な人なんていない」と気付けたのです。自分ができる範囲で、できることを一生懸命やればいい。そう思えるようになったのは、特性に寄り添ってもらえた経験があったからこそです。その気づきが、心にも体にもゆとりを生み、前向きに働ける力になっています。

CHAPTER.03

誰もが心地よく過ごせる、フレンドリィなお店を形に。

今後は、初めてまいばすけっとに訪れたお客さまにも、「このお店良いな」と思ってもらえるような場所をつくりたいです。国籍や立場を問わず、困っている人にすぐ声を掛けられる、フレンドリィさを大切にしていきたいと考えています。

印象に残っているのは、外国のお客さまに英語で対応した時のこと。自信はなかったのですが、「君の英語はとても良いね」と笑顔で返してもらえた瞬間、思い切って向き合ってよかったと実感しました。失敗しても仲間が支えてくれる職場だからこそ、安心して挑めます。接客が得意でなくても、品出しを誰よりも早くこなす人がいる。それぞれの強みを活かせるからこそ、チームは力を発揮できるのだと思います。今後も、皆で支え合いながら誰もが心地よく過ごせる店舗を形にしていきます。

一人ひとりの強みを活かせる職場。
それがまいばすけっとです。

本社勤務

佐々木未来

2020年入社

CHAPTER.01

地域とつながりながら見つけた、自分の居場所。

2020年春。実習に参加し、まいばすけっとでの業務に触れたことをきっかけに、入社を決めました。作業中、キャラバン隊(※)の方から、「とても良い仕事ぶりだから、ぜひ来て欲しい」と声をかけていただいたときは嬉しかったですね。

初めての品出しは、正直「重い!大変!」の連続。それでも毎日少しずつ体が慣れ、気づけば自然と力もついていました。思い返せば、最初はお客さまに声をかけられるだけで緊張していた私が、今では自然に会話を楽しめるように。久し振りにお会いするお客さまから、「しばらく見なかったけれど、元気だった?」と声をかけてもらえたときには、ただのアルバイトではなく地域の一員として受け入れられているような気持ちになりました。季節ごとの商品に触れ、常連の方と世間話を交わす。未経験で飛び込んだ日から今日までの積み重ねが、気づけば大切な日常へと変わっていったのです。

(※)障害のあるメンバーのみで構成された商品陳列チーム

CHAPTER.02

日々の声かけと、コミュニケーション。それが現場を支えている。

品出しや荷下ろしの現場は、時に戦場のようです。冷凍食品は溶けないうちに急いで棚へ。人数が少なくて大わらわのときは、みんなで声をかけ合う。個人の特性を尊重しながら、ポジションを柔軟に変更することもあります。苦手な場所を押し付けるのではなく、得意な人に任せて助け合っているのです。また、休憩中には何気ない雑談で笑い合い、午後からの作業の段取りを整えています。このようにオンとオフの切り替えが自然にできるのも、まいばすけっとの特徴です。

こんな関係性があるからこそ、キャラバン隊の仲間同士で小さなすれ違いが起きたときも、別のメンバーが間に入ってくれて、自然と解決へとつながりました。こうした場面で力を発揮するのは、日頃から積み重ねてきたコミュニケーション。ちょっとした声かけや雑談の積み重ねが、現場を動かす信頼の土台になっているのです。仕事は、単なる作業ではなく、人とのチームワークでできている。そのことを日々実感しています。

CHAPTER.03

定年まで、ずっとまいばすけっとで笑っていたい。

温かいお客さまや優しいメンバー、雰囲気の良い職場環境。まいばすけっとにはさまざまな魅力があり、気づけば「定年まで、楽しくここで働きたい」という思いが芽生えていました。休日には友人と遊んだり、趣味のアイススケートに出かけたり。そんな時間を心置きなく過ごせるのも、休みを柔軟に取れる環境のおかげです。

また、まいばすけっとには、憧れの先輩たちがたくさんいます。いつも笑顔を絶やさず、それが周りに伝わって雰囲気を明るくする人。どれだけ忙しくても疲れを見せず、仕事をやりきる人。そんな姿に触れるたび、自分もいつかそうなりたいと思います。困っている後輩がいれば、そっと寄り添い、気軽に声をかけてもらえる先輩でありたいですね。

また、思ったことを率直に言い合える環境をつくり、誰もが安心して働ける場を実現したいとも考えています。だからこそ、一緒に笑顔で働きながら、お互いを支え合える人にぜひ入社してほしいです。